岸田前首相と麻生自民最高顧問、茂木前幹事長が都内で会食
岸田前首相と自民党の麻生最高顧問、茂木前幹事長が10日、東京都内で会食しました。
3氏の会合は石破政権発足後初めてで、確執が指摘されていた3氏の関係改善を図る目的があるとみられます。
会食は3時間近く行われ、石破首相の政権運営や夏の参議院選挙への対応などについて意見交換したということです。3氏の会食は石破政権発足後、初めてです。
岸田政権では、麻生氏が自民党副総裁、茂木氏が幹事長をつとめ「三頭政治」と呼ばれていましたが、去年の自民党総裁選での対応などをめぐり確執が指摘されていました。
関係者によりますと、今回の会食は麻生氏の発案で、茂木氏が呼びかけたもので、3氏の関係改善を図る目的があるとみられます。
一方、岸田前首相は先週、自らが会長を務める議員連盟のメンバーおよそ30人を集めて会合を開き、鈴木総務会長や小野寺政調会長ら党幹部も多く参加しました。
来年度予算案が衆議院を通過し、参院選に向けた体制構築が課題となる中、「ポスト石破」もにらんだ自民党内の動きが活発になっています。