今月14日、自民党の茂木幹事長が麻生副総裁と会談した際、茂木氏が総裁選出馬への意欲を伝えたものの、麻生氏は河野デジタル大臣に言及した上で、茂木氏への支持は明言しなかったことが分かりました。

自民党の茂木幹事長は今月14日の夜、麻生副総裁とおよそ2時間にわたって都内のステーキ店で会談しました。

関係者によりますと、会談で茂木氏は、政策集団として存続する方針の茂木派からは長い間、総裁選に候補を出しておらず、若手議員を中心に候補擁立の声が高まっているとして、自らの出馬への意欲を伝えました。

これに対し麻生氏は、自らがトップをつとめる麻生派には、総裁候補として河野デジタル大臣がいることに言及したということです。

その上で、麻生氏は茂木氏への支持は明言しなかったということで、54人が所属する麻生派全体が茂木氏の支持に回るのは難しい情勢となっています。