来年度予算案、4日に衆院通過の見通し 与党と維新が合意
来年度予算案などをめぐって、自民・公明の与党と日本維新の会が年度内成立を目指すことで合意し、予算案は4日、衆議院を通過する見通しとなりました。
3日夜、与党と維新の幹事長が会談し、予算案に加えて、年収の壁を160万円まで引き上げる一方、所得税の新たな減税対象に“所得制限”を設ける税制関連法案の修正案について、年度内成立を目指すことで合意しました。
また、ガソリンの暫定税率廃止に向け、立憲民主党と国民民主党を含めた5党の協議体を作って議論していくことを確認しました。
ただ、立憲と国民民主は新たな協議体の設置には否定的で、2党だけでガソリンの暫定税率の廃止を盛り込んだ法案を国会に共同提出しました。維新を含む野党の賛同を得たかったものの、一枚岩にはなれなかった形です。
衆議院予算委員会は、4日の委員会で来年度予算案の採決を行うことで与野党が合意しました。衆議院本会議でも採決される見通しで、与党と維新などの賛成多数で参議院に送られる見通しです。