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予算案成立見通し 自民・公明・維新、来年度予算案修正めぐり正式合意

2025年2月25日 21:37
予算案成立見通し 自民・公明・維新、来年度予算案修正めぐり正式合意

石破首相は、公明党の斉藤代表と日本維新の会の吉村代表と会談し、来年度予算案の修正をめぐり、正式に合意しました。採決で維新は賛成に回る方針で、予算案は成立する見通しになりました。

石破首相、斉藤代表、吉村代表の3党の党首は、来年度予算案の修正をめぐり、正式に合意し、文書に署名しました。

修正は高校無償化と社会保障改革が柱です。

高校無償化では授業料の支援金について、2026年度から私立高校向けの支援を45万7000円に増額することなどが盛り込まれています。社会保障改革では、維新が主張する「現役世代の社会保険料を年間6万円引き下げることを念頭に置く」と明記し、どう引き下げるかを話し合う協議体を設置することで合意しました。

石破首相
「党派を超えて真摯(しんし)な政策協議をいただきました。大変に意義のあることだと。今回の合意事項の実現に向けて最大限、努力を尽くしてまいりたいと思っております」

日本維新の会・吉村代表
「維新の会が掲げる公約を実現できるという意味で、大きく前進したと思ってます。教育無償化と社会保険料を下げる改革、この大きな2本柱について、本日、大きく前進したと思っています」

少数与党の中、来年度予算案の成立には野党の協力が不可欠でしたが、修正することで維新が賛成に回り、成立する見通しとなりました。

最終更新日:2025年2月25日 22:25