海自護衛艦、単独では初となる台湾海峡通過 中国をけん制か
海上自衛隊の護衛艦が2月上旬、台湾海峡を通過していたことがわかりました。自衛隊の艦船が単独で通過するのは初めてで、中国をけん制する狙いがあるとみられます。
複数の政府関係者によりますと海自の護衛艦「あきづき」が2月上旬、北側から台湾海峡に入り、通過したということです。
台湾海峡は、アメリカなどは船が自由に行き来ができる国際水域と主張していますが、中国はそうではないと主張しています。
自衛隊の艦船の通過は昨年9月に続き2度目で、単独での通過は初めてです。
「あきづき」はこのあと、中国を念頭においたとみられる南シナ海でのアメリカ軍、オーストラリア軍、フィリピン軍との共同訓練、続いて、フィリピン沖でのアメリカ、フランスの空母打撃群との共同訓練に参加していました。
ある政府関係者は今回の通過について、「台湾有事は日本有事」と述べ、中国へのけん制の意図を示唆しました。
最終更新日:2025年3月1日 17:28