海自護衛艦「かが」に戦闘機が初着艦 事実上の空母化進む
海上自衛隊は、事実上の空母化が進む大型護衛艦「かが」に、戦闘機が初めて着艦したと明らかにしました。
大型護衛艦「かが」は、戦闘機などが発着艦ができる事実上の空母化に向けた一回目の改修工事を終え、アメリカ・サンディエゴで今月上旬から運用試験を行っていました。
海上自衛隊によりますと、現地時間の20日、アメリカ軍の最新鋭ステルス戦闘機F-35Bが「かが」に初めて着艦したということです。
斎藤海幕長は初の着艦について、「大きな前進」と述べています。
運用試験は来月18日まで続き、短い滑走距離での発艦や垂直降下での着艦、艦上での移動などを行い、必要なデータをとるということです。
海上自衛隊は航空自衛隊で導入予定のF-35Bを海上で運用するため、「いずも」と「かが」の事実上の空母化を進めていて、「いずも」では2021年に初めて発着艦を行っています。いずれも今後、改修を進める見通しで、運用開始は少なくとも数年後になるということです。