杉田水脈前衆院議員が自民公認で参院比例出馬 “裏金”でも政倫審出ず出馬は「矛盾しない」

今年夏の参議院選挙で自民党が比例代表での公認を決めた杉田水脈元衆院議員が9日、自民党大会後に取材に応じました。杉田氏は、いわゆる裏金事件で政治資金収支報告書に不記載があったものの、国会の政治倫理審査会での弁明をせずに公認を受けたことについて、問題はないとの認識を示しました。
旧安倍派に所属していた杉田氏は、政治資金収支報告書に1564万円の不記載があり、党役職停止6か月の処分を受け、去年の衆議院選挙には立候補を見送っていました。
収支報告書に不記載があった旧安倍派議員が衆参の政治倫理審査会で弁明をしていますが、杉田氏は弁明をせずに立候補することになります。
この点について杉田氏は、「昨年の衆院選でも、政倫審に出ていなくても公認を受けて立候補した方はたくさんいる」「地元などで説明責任を果たしてきた」と述べ、問題はないとの認識を示しました。
また、当選した場合に政倫審に出席するかどうかは、「党の決定に従う」と述べるにとどめました。