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【現場映像】肉眼で赤い炎も…奈良・川上村で山火事、依然延焼続く 70代男性「雑草を焼却処分しようとして付近に燃え移った」

2025年3月10日 18:37
【現場映像】肉眼で赤い炎も…奈良・川上村で山火事、依然延焼続く 70代男性「雑草を焼却処分しようとして付近に燃え移った」

 奈良県川上村で発生した山火事は、現在も延焼中で、消防がヘリコプターなどで消火活動にあたっています。
(取材・報告=瀧本怜佳 記者)

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 現在も山から広い範囲で白い煙があがっていて、一部では赤い炎も肉眼で確認することができます。この先にダム湖があり、対岸側で山火事が起きているのですが、対岸にわたる橋には規制線が張られ、近づけない状況となっています。

 火事があったのは、奈良県の川上村役場から1キロほど東に位置する山林で、午後1時40分ごろ、「山林から炎と煙が上がっている」と近隣の住民から119番通報がありました。消防車18台とヘリコプター3機が出動して消火活動にあたっていますが、約8万平方メートルが焼け、現在も延焼中です。

 この火事によるケガ人は今のところおらず、近くに住宅がないことから、避難指示は出ていないということです。

 警察によりますと、70代の男性が「現場付近で雑草を刈り取って、焼却処分しようとしたところ、付近の草や木に燃え移ってしまった」と話しているということです。

 奈良県は、自衛隊や隣接する和歌山県と三重県にヘリコプターの出動を要請し、消火活動を続けています。

(10日午後6時15分現在)

最終更新日:2025年3月10日 18:46
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