“デジタルフリーきっぷ”販売へ MaaS導入で観光客の利便性向上 鉄道など最大29時間乗り放題
新幹線開業に向けて県内の二次交通の利便性を高めようと、”ふくアプリ”を活用した新しい「デジタルフリーきっぷ」が発売されることになりました。(12月22日)
京福バスと福井鉄道の運行する電車やバス、それにえちぜん鉄道が、金土日の3日間で最大29時間にわたって乗り放題になるもので、1泊2日の日程で県内を訪れる観光客の利用が想定されています。
嶺北地方の11市町や交通事業者などで作る協議会では、公共交通の利便性を高めるため「ふくアプリ」で目的地までの移動ルートの検索や切符の購入がワンストップでできるシステム・MaaS(マース)の導入を目指していて、今回の切符も”ふくアプリ”で購入や決済ができるようになります。
同協議会ではこの他、養浩館庭園など観光施設の入場券と組み合わせた企画切符やレンタサイクルのフリーパスなど合わせて6種類を発売する予定で、二次交通の課題解決や利便性アップを目指します。
ふくいMaaS協議会事務局・屋敷俊一さん
「経路検索をした先でこういうチケットがあるんだという気づきがあって、それが観光や日常につながるというようにうまく回っていけば」
切符の料金などは来年2月ごろに決まる予定で、経路検索などのサービスは来年3月ごろからスタートする予定です。