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寒さ増す中ストーブ向けまきの生産忙しく まき窯使う飲食店からの受注も開業効果で好調

2024年11月28日 16:02
寒さ増す中ストーブ向けまきの生産忙しく まき窯使う飲食店からの受注も開業効果で好調
ストーブ向けにまきの生産が忙しく 暖かさと香りも楽しみ(28日午前10時福井市)

日に日に寒さが増す中、福井市の材木店ではストーブ用などのまきの生産がピークを迎えていて、飲食店向けの需要も新幹線の開業効果で例年より増えているということです。

暖かな炎で、寒い冬に身も心も温めてくれるまきストーブ。

福井市宿布町にある材木店では、ストーブや焚火に使うまきの生産がピークを迎えていて、県産のケヤキやカシなど広葉樹を中心に、5種類のまきを県内外に出荷しています。

なかでもナラは均等に割りやすく、火力も強いことから最もまきに適しているとされ、作業員が専用の機械で長さ40センチほどに次々と割っていました。

■巨勢 荒川 和哉さん
「石油ストーブとはちょっと違うような体の温まり方がある 体を温めるだけでなく、香りなども楽しむことができる」

ところで、この店では飲食店で調理窯に使うまきも年に700トンほど生産していて、今年は北陸新幹線の開業効果で、店などからの注文が例年よりも1割増えているということです。

まき作りの現場も、林業従事者の減少や高齢化で、山に広葉樹を伐採しにいく人の数が減っていて、仕入れが全盛期から3割ほど減っているということです。

最終更新日:2024年11月28日 19:07
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