アワビの稚貝放流 安定した漁獲量確保へ 岩陰に2万2000個 坂井市三国町
アワビの稚貝を手に海へ入る海女=16日午前11時ごろ、坂井市三国町
坂井市三国町の海岸で16日、地元の海女たちがアワビの稚貝を放流し、安定した漁獲量の確保を目指します。
■リポート・櫻井幹大記者
「500円玉ほどの大きさのアワビ。放流後、約5年で食用として利用できる大きさに成長します」
放流されたのは、福井市越廼地区の中間育成施設で育てられたアワビの稚貝合わせて2万2000個です。ウエットスーツに身を包んだ雄島漁協の海女たちが天敵のタコに食べられないよう、岩陰に1つひとつ丁寧に置いていきました。
■海女・倉野恵子さん
「大きく育ってくれれば良い。安島のアワビはおいしい。刺し身とかバター焼きがおいしい」
地元の雄島漁協では30年以上前から稚貝を放流していて、漁獲量はほぼ横ばいだということです。