大きく傾いたブロック塀 地震被害も復旧の見通し立たず あわら市の住宅
元日の能登半島地震で、震度5強を観測したあわら市の住宅では地盤が陥没し、高さ2メートル全長45メートルのブロック塀やエアコンの室外機などが大きく傾くなどの被害が出ました。県と市が調査に訪れていますが、復旧の見通しは立っていません。(1月8日)
あわら市の佐藤憲幸さん(61)は元日、家の2階にいたところ地震に襲われました。88歳の母親の安全を確保し家のようすを確かめたところ、各所に被害が出ていることが分かったということです。
家の中では柱が機能せず少しの衝撃でも家全体が大きく揺れていて、断水も続いています。
佐藤さんは「この状態で放っておいて倒れて違う被害が出るのが怖い。3軒つながっているのでうちが直したいだけでは出来ないし、相当な金額がかかりそう。そこが一番懸念している」と不安を口にしました。
佐藤さんは現在、福井市にある兄の家に身を寄せているということです。