越前市のハピライン武生駅前で15日に起きた殺人未遂事件の続報です。逮捕された男は父親に忘れ物を届けるために1人で車で出かけ、その後犯行に及んだことがわかりました。

■平田航大記者リポート
「午後1時3分、佐野容疑者を乗せた警察車両が越前署から福井地検へと向かいます」

16日の午後1時ごろ、検察に身柄を送られた越前市帆山町の無職・佐野友昭容疑者（24）。15日午前8時ごろ、ハピラインふくい武生駅のロータリーを歩いていた60代の父親を、車ではねて殺害しようとした疑いが持たれています。

親子の間に一体何があったのか？家族への取材で事件直前の足取りがわかってきました。

■佐野容疑者の祖母
「武生駅にいた父親から『スーツのジャケットを忘れた』と家に電話があり、それを届けるために1人で家を出てその後、事件を起こした」

また、佐野容疑者は3か月ほど前に愛知県の会社を退職し、実家に戻ってきたということです。

警察のこれまでの調べによりますと、佐野容疑者は時速40キロ程度のスピードで父親をはねたということで、警察では犯行の動機などについて、さらに追及することにしています。