支援物資を直接届けるのは控えて 能登半島地震 車両渋滞が救命活動の妨げに 県社協など呼び掛け
能登半島地震の被災地へ続く道路では渋滞が起きていて、石川県や福井県社会福祉協議会は救命活動の妨げになるとして、現時点ではボランティアや支援物資を届けるために現地へ向かうことは控えるよう呼び掛けています。(1月4日)
人命救助の生存率が下がるとされる地震発生から72時間を過ぎる中、能登半島の被災地へと向かう道路事情は悪く、ボランティアや支援物資を届けようとする一般車両などで渋滞が発生し、緊急車両が被災地にたどり着くまでに時間がかかっているということです。
石川県では4日現在、災害ボランティアの募集は行われておらず、県はボランティアが必要となった際には公式ホームページから告知するとしています。支援物資についても、企業や団体からのまとまった規模のものについては受け付けていますが、個人での支援をはじめ、被災地に直接物資を持ち込むことは救命活動の妨げになるとして、行わないよう呼び掛けています。
余震も続いていることから、福井県社会福祉協議会も4日時点で、県民に対して、ボランティアや物資を届けるために被災地に向かうことは控えるよう呼び掛けています。