小林製薬の紅麹を使用 福岡の会社も自主回収を始める 15日発売のせんべいは700袋を出荷済み「食べないで」
小林製薬の「紅麹(べにこうじ)」を使ったサプリメントを摂取した人に健康被害が出ている問題です。紅麹原料を含む商品を販売している福岡市の会社も、対象商品の自主回収を始めました。
小林製薬は、販売する「紅麹コレステヘルプ」を摂取した男女13人から腎臓の疾患を患ったなどの報告があったとして、商品の自主回収を発表しました。
使用している紅麹原料の成分を分析した結果、一部に意図していない成分が含まれている可能性が判明したということです。
小林製薬によりますと、健康被害の恐れがあるこの「紅麹」原料は、国内外の食品メーカーなど52社に提供されています。
このうち、福岡市博多区の通販会社「ZERO PLUS(ゼロプラス)」も、同じ原料が使われた商品「悪玉コレステロールを下げるのに役立つ濃厚チーズせんべい」を販売していて、およそ700個の自主回収を始めました。
3月15日に発売したばかりの商品で、22日に連絡を受け出荷を止めたということです。これまでに700袋が福岡県内と県外のスーパーやドラッグストアなどに出荷されたということです。
現時点で健康被害は確認されていないということですが「ZERO PLUS」はこの商品を食べないよう注意を呼びかけています。