JR芸備線の志和口駅で「ネコ駅長」として親しまれた「りょうま」のあとを継ぐ2代目が誕生しました。

■列車去る

JR芸備線の無人駅・志和口駅です。この日、ホームには大勢の人が降り立っていました。
300人余りが見守る先で物々しく始まった式典。2代目ネコ駅長の就任式です。駅長の「やまと」。そして副駅長の「ちどり」。推定1歳の兄弟ネコです。

■鳴き声

「りょうま」が駅に住み着き始めたのは、2010年頃でした。構内を見回る姿はたちまち人気を集め、程なく「ネコ駅長」に…。しかし、推定14歳でこの世を去ります。

そしてその後もつづく芸備線の利用低迷。再び鉄路や地元を盛り上げようと、「りょうま」の跡継ぎ探しに奔走した住民達が出会ったのがこの2匹でした。

■くすだま
「せーの」

迎えた就任式。お披露目された2匹でしたが…。

■退席するネコ

大勢の人に驚いた様子だった為、すぐに退席。代役が任命証を受け取りました。それでもネコ駅長を一目見ようとかけつけた人達は…。

■奈良から来た男性
「かわいいね たまらん」
■親子
「そこから少し見られました一緒に応援します」
■アメリカ人女性
「ネコのことを知らなかったらここに来ることは無かったネコたちが地域の一員となって人々を地域に呼び込むことは素晴らし
　い」
■りょうま駅長記念館 中原英起 館長（78）
「芸備線存続を巡って議論されているがそういう面でも多くの人を呼び込んでほしい。志和口駅にはかわいいねこがいたよ
　すごいよと是非行ってみてください、そう言われるようにしたい」

駅長の不在も5年。待望のネコ駅長と副駅長は、土日と祝日に駅前の「りょうま駅長記念館」で、芸備線の利用客を出迎えます。
【2024年3月20日放送】