障害のある人たちが気軽に休憩や食事ができるカフェが広島市内にオープンしました。9月16日に広島市中区にオープンした「コアカフェ」。コーヒーやタルトなどのスイーツを提供していますが、車いすに必要な通路の幅を確保するなど障害のある人や医療的ケアが必要な人のための工夫が施されています。スタッフは障害がある子どもがいて働くことが難しい母親たちです。食べ物の柔らかさを調節した「ペースト食」などを用意し、普通の食事が難しい子どもや高齢者も、同じメニューを食べられるようにしました。

■カフェを企画した 村尾晴美さん
「年代関係なく来てくれて同じものが食べられるのがすごく幸せ。そういう場所であってほしい」

トイレには車いすの人などが安心して利用できるよう手すりやおむつ替えスペースを整備しました。

■カフェを利用した人
「車いすもちょっと大きいのであまりお店に連れてってあげることは少ないきょうは興奮してる」「りんごの味した？」「うん甘い」

■カフェを利用した人
「障害のある方と触れ合えるお互いの理解になってすごくいい空間だなと思った」

障害のある人もない人も自然に空間を共にする憩いの場。「コアカフェ」は当面の間、スタッフの無理のない範囲で営業日や時間を決めずに運営します。今後はイベントなども開催する予定です。

【2024年9月18日 放送】