×

「安全対策を優先」熊本市電延伸の延期含むスケジュール見直し方針 市議会委員会で反対意見出ず

2025年1月27日 18:42
「安全対策を優先」熊本市電延伸の延期含むスケジュール見直し方針 市議会委員会で反対意見出ず
熊本市 大西一史市長

熊本市は、市電の延伸計画のスケジュールを見直す方針を27日の市議会特別委員会に示しました。委員からは反対の意見は出されませんでした。

市電をめぐって熊本市は、健軍町電停から市民病院前までの約1.6キロを延伸し、2031年度の全線開通を目指していました。しかし、去年の大みそかに発生した脱線事故などを受けて、大西市長は安全対策を優先するとして、延伸計画のスケジュールについて延期も含めて見直す方針を示していました。

27日に開かれた市議会特別委員会で、この方針が報告され、委員から反対の意見は出されませんでした。また、熊本市の担当者は、議会で承認された実施設計の費用4億2000万円について、2月に開かれる市議会に同じ額を減額する補正予算案を提出する考えを示しました。補正予算案が可決されれば、延伸計画の延期が正式に決定します。

一方、熊本市は、延期が決まったとしても、今年4月に運転士の処遇改善を行うことや、6月に予定している運賃の180円から200円への値上げは行うとしました。

最終更新日:2025年1月27日 18:42
熊本県民テレビのニュース