下松・笠戸湾 プレジャーボート沈没事故 台船とロープの両方に衝突時の傷か
17日、下松・笠戸湾内で起きた3人が死亡した衝突事故で台船とロープ、両方にプレジャーボートと衝突したときのものとみられる傷があることがわかりました。
この事故は17日早朝、下松市笠戸島沖で台船を曳航していたタグボートの船長から「プレジャーボートと衝突した」と通報があったもので、プレジャーボートは沈没し乗っていた4人のうち3人が死亡しました。
徳山海上保安部によりますと台船と、タグボートと台船を結ぶロープの両方にプレジャーボートと衝突したときのものとみられる傷があることが新たにわかりました。
台船は長さ60メートル、幅22メートルで400tの鋼材を乗せていたということです。
またタグボートと台船の間は50メートルほど離れていたということです。
一方、タグボートに衝突の痕跡はなかったということです。
徳山海上保安部では業務上過失致死などの疑いで双方の船を捜査しているほか、国の運輸安全委員会も19日午後、徳山海上保安部に調査官を派遣する予定です。