ことし1月に覚醒剤を所持していたとされる公立高校の男性教諭に対し、金沢地裁は27日、執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。

判決を受けたのは、金沢西高校の元音楽教諭で56歳の男の被告です。

判決によりますと、この被告はことし1月、金沢市内の自宅で覚せい剤を注射して使用したほか、約0.4グラムの結晶を所持していました。

この日の判決公判で、金沢地裁は「相当の常習性が認められ、現職の高校教師が犯行に及んだ意思決定は、強い非難に値する」などと指摘。

一方、前科前歴がなく更生の意欲を示していることなどを考慮し、懲役1年6か月、執行猶予3年の有罪判決を言い渡しました。