石川・志賀町の贈収賄事件 初公判で業者の男が起訴内容認める
現職の町長が逮捕、起訴された志賀町発注の工事をめぐる贈収賄事件。
業者の男の初公判が15日に開かれ、男は起訴内容を認めました。
贈賄などの罪に問われているのは、志賀町の会社役員青谷 武被告です。
(去年 志賀町役場ガサ)
起訴状などによりますと青谷被告は去年6月、志賀町が発注する公共工事の指名競争入札に関して、当時の町長・小泉勝被告に現金50万円を供与。
(去年 青谷工業外観)
見返りとして最低制限価格を教えてもらい、不正に工事を受注したとされています。
(きょうの法廷)
きょうの初公判で青谷被告は「間違いありません」と起訴内容を認めました。
検察側は、およそ10年前から賄賂を渡すなどの常習性があり、積極的に犯行に及んだのは強い非難にあたると指摘。
懲役1年6か月を求刑しました。
一方、弁護側は、今後、廃業する予定で再犯の可能性がないとして、執行猶予付きの判決を求めました。
判決は1月25日に言い渡されます。