能登半島地震で倒壊のビル 本体部分の取り壊し 輪島市で始まる
輪島通信部・竹背達也部員
「能登半島地震以降、10か月以上、倒れたままだったビルの解体作業が始まりました」
元日の地震で倒壊し車両や歩行者の通行の妨げになっていた倒れたままの7階建てのビル。輪島市は、10月から公費解体に着手し、5日からビルの本体部分の取り壊しが始まりました。
輪島市民:
「やはりこの建物を見ているとむなしいです。いつまでもこうしておいても。輪島市民としては忘れることは絶対ないけど」
ビルの倒壊により、隣接する住宅にいた2人が犠牲となっていて、国土交通省は、解体と並行して倒壊の原因解明のため基礎部分を調べています。そのため、解体は3階から7階の部分から少しずつ進められる予定です。
市は、遅くとも年度内に解体を終わらせたいとしています。