「“笑い”には 傷つける笑いと元気にする笑いがある」日本一学校回るお笑い芸人が小学校で授業《長崎》
伝えたいのは「人を傷つけない笑い」です。
全国の学校を回りコミュニケーションの大切さを伝えているお笑いコンビが、長崎市の小学校で特別授業を行いました。
長崎市の高尾小学校で開かれたステージで、児童らの笑いを独占するのは、お笑いコンビ「オシエルズ」。年間で100を超える学校に招かれる2人は「日本一学校を回るお笑い芸人」です。
子どもたちに伝えるのは・・・
(オシエルズ 矢島ノブ雄さん)
「“笑い” には傷つける笑いと、元気にする笑いがある。からかうとかおちょくるとか、そういうのは『ふざけ』。人のために笑いを使っていない。自分のためだけに笑いを使うのは『ふざけ』」
お笑い芸人として活動する一方、短大や大学の非常勤講師としてコミュニケーションの指導をしている2人。
9年前から学校での“授業”を本格的に始め、人を傷つけない笑いやコミュニケーションの取り方を伝えています。
(オシエルズ)
「その本、おもしろそうですね。なんていう本なんですか」
(児童)
「海賊王におれはなる」
(オシエルズ)
「漫画かよ」
子どもたちは一緒に即興のコントや漫才を作り、互いに認め合いながら、笑いを生み出す大切さを学びました。
(5年生)
「(大事なことは)人を大切にすることだと思った」
(5年生)
「ちゃんと相手のことを思って言いたいこと(を伝えたい)」
(オシエルズ 矢島ノブ雄さん)
「自分が主役じゃない時も盛り上げたり、助けたりすることが一番大事なコミュニケーション」
(オシエルズ 野村真之介さん)
「クラスの中でアイデアが出たり、提案があった時に、一言目に“いいね” や “言ってくれてありがとう” がくるクラスになってほしいし、持って帰ってほしい」