再稼働目前の島根原発2号機 市民団体が自治体へ申し入れ 「住民の多様な意見に耳を傾ける場を」 島根県雲南市
再稼働が目前に迫る島根原発2号機。11月15日に市民団体の代表者が島根県雲南市役所を訪れ説明と意見交換の場を設けるよう要望しました。
田中繁行さん
「住民の多様な意見に耳を傾ける場を設けることを求めます」
この要望書は雲南市や松江市などの18の市民団体が共同で作成したものです。能登半島地震の被害状況を踏まえたうえで、避難経路の安全性は十分かなどを改めて説明することや住民の多様な意見を聞き取る場を設けるなどの要望が盛り込まれています。
12月中にも再稼働する予定となっている中国電力の島根原発2号機。周辺自治体にあたる雲南市は再稼働を「容認」としています。
雲南市防災部 景山修二 部長
「市長の方にも報告しまして、機会をとらえながらご要望に対しては真摯に応えていきたい」
要望書は今後島根原発に関係する8つの自治体に手渡す予定だということです。