「鳥取県内でしっかりと選挙が公明かつ適正に行われるように」 選挙と無関係のポスター掲示が問題となった東京都知事選挙を受け独自の条例の制定を検討 早ければ9月定例会に提案 鳥取県
選挙運動とは関係のないポスターの掲示が問題となった東京都知事選挙。
鳥取県の平井知事は、選挙の公明性を確保するため、独自の条例を制定する考えを明らかにしました。
鳥取県 平井伸治 知事
「鳥取県内でしっかりと選挙が公明かつ適正に行われるように、選挙というものが民主主義地方自治の大切な基盤として、今後健全な発達を遂げていくように私どもも最善の措置を取るべきだと思います」
7月18日の定例会見で、鳥取県の平井知事はこのように述べ、公職選挙法の解釈運用を徹底して、公明・適正な選挙が行われるよう鳥取県独自の条例制定を検討する考えを示しました。
7月7日に投開票があった東京都知事選。候補者が選挙ポスターを貼る掲示板には、選挙と無関係なポスターが掲示されるなど、民主主義や地方自治の信頼を脅かす事態となりました。
そこで、選挙目的ではない、営利目的のポスターを掲示しないことなどを明確化する条例の制定を検討。選挙管理委員会は、選挙運動のためでないポスターの掲示を撤去する権限があるため、条例を制定することで、権限の行使を行いやすくする狙いもあります。
鳥取県 平井伸治 知事
「商業目的、あるいは別の目的で歪められてしまう。これは決して公職選挙法が保障する内容でも全くありませんし、適切に対処していくそういうツールを準備しておく必要がある」
平井知事は早ければ鳥取県議会9月定例会に条例案を提案する考えを示しました。