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戦没者慰霊祭「後世に語り継ぐ」非戦の誓い新た 遺族会は高齢化進み最多時の5分の1に 山梨県

2024年5月31日 19:47
戦没者慰霊祭「後世に語り継ぐ」非戦の誓い新た 遺族会は高齢化進み最多時の5分の1に 山梨県

 県下戦没者慰霊祭が31日、甲府市で開かれ、遺族らが非戦の誓いを新たにしました。

 高齢化に伴い、県遺族会の会員は最も多かったころの5分の1程度にまで減っています。

 慰霊祭には遺族ら約720人が参列し、戦没者に黙とうを捧げた後、献花を行いました。

 遺族を代表して慰霊の言葉を述べた県遺族会の藤巻進理事長は「大戦の記憶が風化しないよう、後世に語り継いでいく」などと、誓いの言葉を述べました。

 一方、県遺族会の会員は高齢化が進み、会員数は今年3月末時点で約3300人。

 最も会員が多かった1960年ごろよりも1万5000人ほど減りました。

 このため、県遺族会では活動を続けていく後継者を確保しようと、今年3月に青年部を立ち上げました。

県遺族会 藤巻進 理事長
「何とか早く後継者を見つけたいという意味で青年部を立ち上げた。戦中戦後の生活のことを伝えて一緒に活動していきたい」

 県遺族会は今後、語り部の派遣など小中学生向けの平和教育にも力を入れ、戦没者の慰霊と非戦の訴えを続けるとしています。

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