初期救急医療センター開所 山梨大付属病院に 軽症患者受け入れ 医師不足や高齢化に対応 山梨県
夜間の軽症救急患者を受け入れる初期救急医療センターが17日、中央市の山梨大学付属病院に開所しました。
初期救急医療センターは医師不足や医師会の当番医の高齢化に伴い、ひっ迫する救急医療の負担を減らそうと県や市町村などが設置したものです。
17日は中央市の山梨大付属病院で開所式が行われ、富士吉田市の堀内茂市長らがテープカットをして開所を祝いました。
富士吉田市 堀内茂市長
「(初期救急医療センターは)持続可能な医療体制を目指すものであり、これまでの初期救急医療の枠組みを大きく変えるもの。住民が安心して受診できる体制が一層充実すると大いに期待している」
センターでは土日や祝日、年末年始を含み毎日午後6時から11時まで、手術や入院を伴わない軽症患者の診療を行います。
医師は4人体制で内科と外科が設置されるほか、対応が必要な際は眼科の診察もできるということです。
県は年間9千人の利用を見込んでいます。
診察を受ける場合は事前に初期救急医療センターに連絡する必要があるということです。