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日立市妻子6人殺害 父親の死刑確定へ 最高裁「死刑を是認せざるを得ない」

2025年2月21日 19:08
日立市妻子6人殺害 父親の死刑確定へ 最高裁「死刑を是認せざるを得ない」

2017年、茨城県日立市の自宅アパートで妻と子どもの6人を殺害した罪などに問われ、1、2審で死刑判決を受けた男の裁判で、最高裁は21日、男の上告を退ける判決を言い渡しました。これにより、男の死刑判決が確定します。

旧姓小松、土肥博文被告は2017年10月、日立市の自宅アパートで、当時33歳の妻と、3歳から11歳の子ども5人を複数回包丁で刺したうえ、自宅にガソリンをまいて放火し殺害した罪などに問われています。

1審の水戸地裁は2021年、土肥被告に死刑を言い渡し、2審の東京高裁も2023年、1審判決を支持したため、土肥被告側が最高裁に上告していました。

21日、最高裁は判決で、「6人を続けざまに殺害し人命軽視の態度が甚だしい」「刑事責任は極めて重大」と指摘。そのうえで、「死刑を是認せざるを得ない」として土肥被告側の上告を退けました。これにより、土肥被告の死刑が確定することなります。

最終更新日:2025年2月21日 19:08