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「自然の脅威認識を」富士吉田市長が富士山登山鉄道に警鐘 反対団体発足へ 山梨県

2024年4月16日 19:00
「自然の脅威認識を」富士吉田市長が富士山登山鉄道に警鐘 反対団体発足へ  山梨県
富士吉田市の堀内茂市長は16日、富士スバルラインでの土砂崩れなどを踏まえ「自然の脅威を認識すべきだ」と指摘し、県が掲げる富士山登山鉄道構想に警鐘を鳴らしました。

富士山の麓と5合目をつなぐ富士スバルラインは今月9日、土砂崩れが発生。

流れ出た土砂で2合目と4合目付近で導流堤やガードレールが壊れ、通行止めとなっています。

また同じ日には、大沢川源頭部でも大量の土砂を含んだ雪解け水が流れ下る「スラッシュ雪崩」が発生しました。

こうした中、富士吉田市の堀内茂市長は定例会見で「富士山では毎年のように土砂崩れや雪崩が発生している」と指摘し、県が進めようとしている富士山登山鉄道構想について「自然の脅威を認識すべきだ」と改めて警鐘を鳴らしました。

富士吉田市 堀内茂 市長
「やはり富士山はそんな甘い山ではない。この現状・現実をしっかり受け止めて、(富士山登山鉄道を)計画なさっている方々は自然の脅威を改めて認識してほしい」

一方、堀内市長は構想に反対する市内有志による団体が今月26日に発足し、自らが顧問に就任することを明らかにしました。

構想に「反対」の立場からアンケートや署名活動を行っていく方針で、県と地元の対立はさらに深まりそうです。
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