兵庫県警は18年前、兵庫県たつの市で小学4年生の女児が刃物で刺された殺人未遂事件について、別の事件で服役中の男を7日午前に逮捕し、身柄を兵庫県警たつの署に移しました。

　勝田州彦容疑者（45）は2006年、兵庫県たつの市の路上で、当時小学4年生の女子児童の胸を刺し重傷を負わせたとして、殺人未遂の疑いで逮捕されました。

　勝田容疑者は2004年に岡山県で小学生を殺害し、2023年、無期懲役の判決が確定していました。

　捜査関係者によりますと、たつの市と岡山県の事件の手口が似ていたことから、服役中の勝田容疑者を任意で聴取したところ、事件への関与を認めたため、警察が逮捕する方針を固めたということです。

　また、勝田容疑者は2007年に加古川市で小学2年生の鵜瀬柚希さんが殺害された事件についても、関与をほのめかす供述をしているということです。

　勝田容疑者はいずれの被害者とも面識がなかったとみられ、警察は2つの事件について動機や当時の状況について慎重に裏付け捜査をすすめる方針です。