京野菜の九条ねぎを大量に盗んだ疑いで逮捕された農家の男が「他の畑でも犯行を繰り返した」という趣旨の供述をしていることがわかりました。

　これは8月31日、京都府久御山町にあるねぎ畑に設置された防犯カメラがとらえたもので、暗闇の中、大きなかごをもった男が次々とねぎを刈り取る様子が確認できます。

　九条ねぎ農家の山本英雄容疑者（27）は、近隣の畑から九条ねぎ約200キロを盗んだ疑いで逮捕・送検されています。その後の取材で山本容疑者が「他の畑でも繰り返しねぎを盗んだ」という趣旨の話をしていることが新たにわかりました。

　山本容疑者は今年に入り、農家として独立しましたが、「うまく育てられず、経営が苦しかった」「金が欲しかった」とも話しているということで、警察は余罪についても裏付けを進めています。

　一方、隣の八幡市にあるねぎ畑でも19日午後から20日朝にかけて、新たに150キログラム、約10万円相当の九条ねぎが盗まれました。八幡市内では今年5月以降、3件目の被害だということで、警察は別の犯人による窃盗事件として調べています。