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【兵庫県知事選】最大会派「自民」“再び”独自候補の擁立を断念『斎藤前知事の支援を禁止する方針』 一部県議が稲村氏に支援の動きも…

2024年10月28日 13:49
【兵庫県知事選】最大会派「自民」“再び”独自候補の擁立を断念『斎藤前知事の支援を禁止する方針』 一部県議が稲村氏に支援の動きも…
斎藤元彦 前知事(今年8月)

 斎藤元彦前知事の失職に伴う兵庫県知事選で、県議会の最大会派「自民」は、独自候補の擁立を断念することを決定し、一部の県議は、前尼崎市長の稲村氏を支援する意向を示していることが分かりました。

■一旦は「自主投票」決定…方針撤回したものの再び「断念」

 10月31日に告示、11月17日に投開票が行われる兵庫県知事選について、斎藤前知事の“パワハラ”などの疑惑をめぐり、約条委員会の設置や不信任決議案を主導した県議会最大会派「自民」は、斎藤前知事が失職した4日後の10月3日、一旦は独自候補の擁立を断念し、「自主投票」を決めたものの、県連などが認めず、「候補者を探し続ける」と方針を修正していました。

 関係者によりますと、27日の総会で、独自候補の擁立を断念し、自主投票とすることを最終決定しました。一方で、斎藤前知事については、県議会が全会一致で不信任を決議したことなどから、支援を禁止する方針だということです。

■約20人の自民県議に稲村氏を推す動きも…

 また、「自民」の県議およそ20人について、無所属で出馬を表明している前尼崎市長の稲村和美さんを推す動きがあり、このうち一部の県議は28日午後、稲村氏と面会しました。

 兵庫県庁で取材に応じた稲村氏は「政党推薦は求めないが、共感し一緒にやろうといってくださることは大歓迎。斎藤県政のままでは停滞が続くというのは共通認識」と述べました。

■“乱立”過去最多の8人が出馬表明…NHK党はさらに「10人の擁立目指す」

 兵庫県知事選にはこれまでに、前知事の斎藤元彦氏(46)、前尼崎市長の稲村和美氏(51)のほか、経済産業省出身の元官僚・中村稔氏(62)、共産から支援を受ける医師で無所属の大沢芳清氏(61)、日本維新の会の参院議員で無所属で出馬する清水貴之氏(50)、元加西市長の中川暢三氏(68)、レコード会社経営者の福本繁幸氏(58)が出馬を表明しています。

 さらに、『NHKから国民を守る党』の立花孝志党首(57)は24日に自身の出馬を表明した際「10人を目標に候補者を擁立したい」との意向を示しています。

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