日本卓球協会は19日、卓球の日本代表・次期ナショナルチーム監督に男子は岸川聖也さん、女子は中澤鋭さんが就任することを発表しました。

男子新監督の岸川さんは、2008年の北京、12年のロンドンオリンピックに出場。引退後は、指導者としてナショナルチームのコーチを務め、昨年はアジアユース選手権でU15日本代表男子を優勝に導きました。会見では、「男子は前回のパリ五輪でメダルを逃しているので、次のロサンゼルス五輪ではメダル獲得を目指したい」とコメント。特にシングルスでのメダル獲得に重点を置くことを強調しました。

女子の新監督・中澤さんは、2002年から2014年までミキハウス卓球部のコーチを経験し、五輪メダリストの平野早矢香さんや石川佳純さんらを指導しました。その後は2017年に日本卓球協会のJOCエリートアカデミーの女子監督に就任。平野美宇選手、木原美悠選手、長崎美柚選手らを指導していました。Tリーグでは2022年から女子の木下アビエル神奈川の監督に就任し、シーズン最優秀監督に選ばれています。

中澤さんは「重要なポジションを任せていただき、大変光栄に思うと同時に責任を強く感じています。これまでの監督さんたちが築いた貴重な経験を継承しつつ、さらなる強いチームを作りたい」と意気込み目標は、ロサンゼルス五輪団体戦銀メダル以上を掲げています。

着任は共に4月1日からとなります。