【赤星憲広】セ・リーグ順位予想 連覇予想の阪神には不安材料も 巨人には“守備”のキーマン

◆1位・阪神 投手5 打撃4
まず1位は、昨年38年ぶりの日本一に輝いた古巣・阪神と予想。昨季とほぼ変わらないレギュラー陣には“優勝”という経験があり、年齢的にこれからキャリアハイの成績を残すことができる選手がいるので、さらなる成長が期待できるといいます。
5点満点で5点と評価した投手陣は先発・中継ぎともに層が厚く、MVPの村上頌樹投手が昨季同様の活躍ができるかどうかが鍵になると見ています。勝ち星で7つ以上の貯金が作れれば連覇が大きく近づくといいます。
昨年も阪神を1位と予想し見事的中させましたが、「去年ほど自信はない」という赤星さん。セ・リーグは各チームに大きな戦力差がない上、阪神に故障者が出始めています。野手のレギュラー陣と控えに差があるため、シーズン中に離脱者が増えると連覇は厳しくなると予想しています。
◆2位・巨人 投手4 打撃4.5
2位に予想したのは阿部慎之助新監督の下、4年ぶりの優勝を狙う巨人です。昨季、救援防御率が12球団ワーストだった巨人は、オフにトレードなどで積極的に戦力を補強。また、阿部監督がドラフト1位ルーキー・西舘勇陽投手を7回で起用することを明言。投手陣の層に厚みが出たことを2位の要因にあげました。さらに赤星さんは「守護神・大勢投手が開幕に間に合ったこと」が一番大きいといいます。
さらに赤星さんは「今年は打線もいいし投手陣も補強しているので、『リードを奪ってしっかり守り抜く野球』ができるのが理想。阿部監督が守備のうまい門脇誠選手をショートのレギュラーと明言していて、欠かすことのできない選手になっている。守る野球では門脇選手が1年間レギュラーを守ることが優勝への絶対条件になる」と2年目の若武者をキーマンとしてあげました。