子どもの体力 運動能力 全国平均を上回る
全国の小学5年生と中学2年生を対象にした体力や運動能力などの調査で秋田県は今年度も全国平均を上回りました。小学5年生の女子は全国3位でした。
スポーツ庁は毎年全国の子どもたちの体力、運動能力、運動習慣などを調べて、結果を公表しています。県内では2023年の4月から7月にかけて小学5年生6082人と中学2年生6281人を対象に調査が行われました。
反復横跳びや50メートル走など8つの項目をもとに算定される体力合計点で、秋田県は小学生、中学生の男女ともに全国平均を上回りました。これは調査が始まった2008年度以降14回連続です。小学生女子は全国3位で男子は小・中学生いずれも4位、そして中学生女子は8位でした。
県教育庁は「子どもの身長や体重の平均が全国上位になっていることも結果が良かった要因の一つだ」という見方を示しています。一方で、スマートフォンを使ったりゲームをしたりする時間が増えていて、今後、児童・生徒の体力が低下することが懸念されると指摘しました。
調査では県内の小中学校の男女ともに体育の授業以外の運動時間が昨年度から減ったことがわかっていて、特に中学生女子は全国平均と比べ少なさが目立っています。県教育庁は運動意欲の向上を図る各学校の取り組みを後押ししていく方針です。