【異例の同時発表】FW豊田陽平が金沢で現役引退→鳥栖のクラブスタッフ就任 J通算162得点のストライカー
豊田選手は石川県小松市出身の39歳。星稜高校時代には1学年下の元日本代表MF本田圭佑選手らとともに全国高校サッカー選手権に出場。
プロ入り後は2010年に加入したサガン鳥栖で長年エースとして君臨し、同クラブでの通算11年で128得点をマーク。鳥栖時代の13年にはザッケローニ監督政権のもとで日本代表デビューを果たしました。
地元・石川の金沢には22年に加入。初年度は34試合6ゴールをマークしましたが、J3に降格した昨シーズンは2試合出場ノーゴールとなっていました。
通算成績はJ1で301試合98得点(歴代19位)、J2で197試合64得点(歴代26位)、日本代表で8試合1得点。日本サッカー界を彩ってきたストライカーがスパイクを脱ぎ、今度は選手をサポートする立場で再び鳥栖に帰ってきます。
■ツエーゲン金沢を通じてコメント
新年あけましておめでとうございます。
新たな年を迎え、無事に年を越せたことを心より喜び申し上げるとともに、被災された皆さまが一日でも早く復旧・復興され、未来が開ける一年になりますことを、心からお祈り申し上げます。また、冬となり被災地での救援、支援活動に全力であたり続けておられる方々に、敬意を表しますとともに、皆さまの安全をお祈り申し上げます。
この度、豊田陽平は2024シーズンをもちまして引退いたします。3年前、念願であった地元クラブに加入させていただき36歳のいい大人が心弾み大好きな石川県に恩返しを。と意気込んだこと、昨日のことのように覚えています。現在でもその気持ちに変わりはありません。それはどんなに雨が降ろうと雪で寒かろうと、試合に出れなくとも、この地で生まれ、育った石川県人として ふるさと石川 を愛しているからにほかなりません。
そんな故郷のクラブで選手生活を終えられること、とても有り難く感じております。それもツエーゲン金沢が誕生からこれまで、沢山の方々が紡ぎ繋いでこられた歴史があるからであり、この地にプロサッカークラブを!とご尽力された先人の方々のおかげであります。この場をお借りして感謝を伝えさせてください。ありがとうございました。
また、この3年間大した成果もあげていないにも関わらず、期待し応援していただいたファン、サポーターの皆さま、ご支援ご協力いただいた企業、自治体、関係者の皆さま、大変お世話になりました。心からの感謝をお伝えします。本当にありがとうございました。
今後につきましては、サガン鳥栖で新たなチャレンジをすることを決断いたしました。詳細につきましては、後日ご報告させていただきます。
改めて人生の一部となっていただけたツエーゲン金沢さまに感謝申し上げます。ありがとうございました。
2025 1.9 豊田陽平
■サガン鳥栖を通じてコメント
新年あけましておめでとうございます。
地元で選手生活を終え、再びサガン鳥栖でお世話になります。選手の頃とはまた違ったかたちにはなりますが皆さまとクラブの歴史にもう一度携われること、大変ありがたく受け止めております。これから、前所属時にお見せできなかった景色を、関わるすべての皆さまと、助け合い、分かち合い、乗り越え、掴み取る。そして振り返ったときに、あの頃があったからここまで来れたね。でもまだ通過点だよね。と皆で涙を流し喜べる。そんな景色を共に見に行きませんか?
そのためにはまた皆さまのお力が必要です。一緒に作り出しましょう。スタジアムのあの雰囲気。あの熱気。あの犠牲心で。初心にかえって共に戦ってください。大前提として。昔に戻りましょうということではありません。大切なことを継承して、進化し、これまで以上に成長していきましょう。という意味です。まずは失いかけたものを修正修復し、あるべき姿に。
すべては鳥栖のために
豊田陽平
2025 1.9 17:00