来年ミラノ・コルティナ大会 連覇へ 北京パラ金の川除選手(富山市出身)

来年3月、イタリアでミラノ・コルティナ冬季パラリンピックが開催されます。
前回の北京大会で金メダルを獲得した富山市出身のクロスカントリースキー選手、川除大輝選手に連覇への思いを聞きました。
富山市出身で北京パラリンピッククロスカントリースキーロングクラシカル20キロの金メダリスト、川除大輝選手。
県勢初の金メダル獲得で県民に明るい希望を与えたとして県民栄誉賞も贈られています。
メダル獲得後も引き続き世界を舞台に活躍しています。
先月下旬、シーズンを終えて間もない川除選手は地元・富山で汗を流していました。
川除選手
「やっぱり地元っていうのもありますし今日の練習もそうですけど周りの方々がすごく協力してくださるので、こういった環境を使って練習したいなと思って富山に戻ってきて練習しています」
川除選手は障害者クロスカントリースキー競技の第一線で活躍するアスリートです。
先月、ワールドカップで3シーズン連続の総合優勝を果たしました。
また、2年に1度開かれる世界選手権でも10キロインターバルスタートクラシカルで優勝しました。
川除選手
「今シーズンは長い距離短い距離1番短くて1.5キロくらい長くて20キロなんですけどその長さでもちゃんとコンスタントに結果を出せたっていうところが大きなところかなと思ってて。目標としている滑りだったりはできてたのでそこは今シーズンよかったかなと思ってます」
今シーズンを振り返る中で、自身の課題も見えてきました。
「フリー種目での登り、急になった時の登りっていう部分がまだ課題があるなあと思ってて。滑り出しが大きくなると効率よく滑られるのでそういった部分も重要だなあと思ってるので」
来年はいよいよミラノ・コルティナパラリンピックが開催されます。
川除選手には前回の北京パラリンピックでの金メダルに続く2連覇への期待が高まっています。
「前回の北京では20キロクラシカルで優勝することができて自分の中で初めてのパラリンピックでの金メダルっていうのがすごい嬉しかったんですけど。このあと1年自分がどれだけ練習量を増やしていってさらに今年の自分よりも来年の自分の成長っていうところがカギかなと思ってます」
来シーズンに向けてトレーニングを重ねる川除選手にふるさと富山への思いを聞きました。
川除選手
「小さい時からずっとこの場所もそうですけど小学1年生からずっとスキーを滑ってきてますし、みなさんがすごくあたたかく応援してくださるのですごく僕にとっては居心地のいい場所だなと思いますし、応援でやる気も出るのでやっぱそのおかげで次のパラリンピックも頑張れますのでその期待に応えて来年のパラリンピックも頑張ってきたいなと思ってます」