秋田が抱える課題 技術やアイデアで解決へ 人材育成プログラム
大学と企業、自治体が連携してⅠT人材や起業家を育てようというプログラムの最終発表が3日、秋田市で行われました。参加者からは秋田への移住を増やすための新たな取り組みなどが提案されました。
このプログラムは秋田が抱える課題を新たな技術やアイデアで解決する人材を育てようと、秋田大学やNTT東日本秋田支店などが去年10月から始めたものです。県内の大学生や若手の会社員などが参加していて、これまで移住や少子高齢化などテーマごとにその解決策を話し合ってきました。
一つのグループは秋田への移住に興味を持った人たちの疑問や不安を解消する新たな取り組みを提案しました。地元の人のほか、移住して秋田に住んでいる人たちが案内人や世話係になることを想定しています。きめ細かな情報提供をはじめ、移住前から地域との交流を深めてもらうことで安心感をもってもらうことが狙いです。
また、就職活動中の学生からは、これまで力を入れて取り組んできたことをアプリを通して企業に伝える仕組みづくりが提案されました。採用する企業側はもちろん、学生本人にとってもメリットがあるということです。
若者のアイデアを仕事として取り組めるように支援するこの事業。NTT東日本秋田支店では今後も新たな視点で地域の課題を解決する人材の育成に力を入れる考えです。