佐竹知事 今年の一文字は「変」
佐竹知事が、年末恒例となっている今年の一文字を発表しました。4期目を折り返し、残りの任期が1年3か月余りの佐竹知事。自身の今後についても言及しました。
佐竹知事は、毎年、1年の最後の記者会見で今年の一文字を発表しています。
「国内外とも非常に『変』という字にふさわしいことがたくさんあったとして『変』という字を今年の師走の一字とする」と述べた佐竹知事は「変」を選んだ理由に新型コロナウイルスが感染症法上の5類に移行し日常生活に変化があったことや、大雨や猛暑などの気候変動、それにクマによる被害が相次ぐ環境の変化などを挙げました。
今年10月には四国をけなす発言で批判が相次いだ佐竹知事。一連の騒動について「県民に大変助けられた」と感謝の意を示した上で、「今後も反省を深めていく」と述べました。自身が最後と話す4期目の残りの任期はあと1年3か月余りです。
また佐竹知事は「年もそうだし体力も限界あるし、長期なればいろいろある。私の政治生活は終わるのかなと」と述べ、4期目の任期満了を持って退く意向を改めて示しました。後継者は指名しないとしたうえで「ある程度の若返りが必要。行政経験を必ずしも求めるわけではないがある程度把握している人が望ましいのではないか」と述べています。
長く県政のトップに立ってきた佐竹知事。来年は、大雨や猛暑で被害を受けた農業の復旧や、経済、そして人口減少対策に力を入れていく考えを示しました。