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運転免許センター 新庁舎での業務開始

2024年1月4日 19:42
運転免許センター 新庁舎での業務開始

秋田市にある県警察本部の運転免許センターの新庁舎が完成し、4日から業務を開始しました。免許更新の際の動線がスムーズになったほか、バリアフリー化も進められました。

秋田市の勝平地区にある運転免許センターの旧庁舎はちょうど半世紀前の1974年に建てられました。先月28日に業務を終えるまで運転免許の取得や更新の手続きのため多くの県民が訪れました。しかし、老朽化が進み県警察本部が建て替えを検討し、3年前から新庁舎の建設が行われてきました。

同じ敷地内に総事業費56億円をかけて完成した新庁舎には年末年始の間に必要な機械などが運び込まれ、4日から業務を開始し、受け付けが始まった午前8時には多くの人が列を作りました。

去年1年間の利用者がおよそ11万人にのぼった運転免許センターは効率的な動線の確保が課題でした。新庁舎では、視力検査から窓口での書類の受け付け、写真撮影に至るまで免許更新の手続きが行ったり来たりすることなくスムーズにできるようになりました。

バリアフリー化も進められました。旧庁舎には設置されていなかったエレベーターが取り付けられ、車いすの人などが利用しやすいつくりになっています。1階にあるキッズルームには授乳室が設けられました。こちらも旧庁舎にはありませんでした。

一方で現在250台の車が止められますが、日曜日などは満車になることもしばしばです。旧庁舎を取り壊した後に400台分まで増やすことにしていますが当面、駐車スペースの不足が続きます。このため運転免許センターでは「できるだけ公共交通機関を利用するか、技能試験がない平日の午前中に手続きして欲しい」と呼びかけています。

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