佐竹知事　”四国けなす発言”改めて謝罪　クマ対策強化も

県議会の決算特別委員会でしめくくりの質疑＝総括審査が行われました。これに先立ち佐竹知事は四国の酒や食べ物をけなす発言をしたことについて、改めて謝罪しました。人への被害が深刻化しているクマについて佐竹知事は猟友会への支援などを通じて対策を強化していく考えを改めて示しました。

佐竹知事は四国の酒や食べ物について、「うまくない」「貧乏くさい」などとけなす発言をしたことについて改めて、県議会で謝罪しました。

2人の副知事も佐竹知事をいさめる環境がなかったと述べました。

佐竹知事が四国4県の知事に書面でおわびを伝えたところ、徳島と愛媛の知事は、「これをきっかけに交流を深めていきましょう」と応じたということです。県は12月中旬に四国4県と合同で、東京で物産展を開きます。

県議会の総括審査では、深刻化しているクマ被害をめぐり、対応にあたる猟友会の人員の不足に関して議論が交わされました。

佐竹知事は猟友会に対して駆除したクマの運搬費用や猟に使う弾の費用への補助を行い、対策を強化していく考えを改めて示しました。県はこのほか人とクマの緩衝地帯を整備するなどして被害を減らしていきたい考えです。