特殊詐欺には振り込まん!「あじまん」で詐欺被害抑止へ 324点から大賞に選ばれた標語は?
いわゆるロマンス詐欺や投資詐欺などの被害を、甘くて温かい人気の味を通じて防ごうと、あるキャンペーンが始まります。
山形県天童市に本社があり、スーパーやホームセンターの前で、冬の間だけ営業する「あじまん」。
生地の中にたっぷりのあんこなどを詰めて焼いた「あじまん」を、県内36店舗で販売しています。
県民に親しまれているこのあじまんを通じて、毎年「特殊詐欺には振り込まん」キャンペーンが展開されています。
今年も被害を防ぐ標語を募集し、17日、大賞が発表されました。
「あ」やしい電話
「じ」つはそれ詐欺じゃない?
「まん」ず警察に相談だ!
大賞は、能代市の佐藤拓史さんが応募したもので、324点から選ばれました。
去年、県内では、200件の詐欺被害が発生し、被害総額は9億円を超えました。
今年に入ってからも、連日のように被害が判明しています。
あじまん 堀越一道 副社長
「お話を聞くと、とにかく急がせて、慌てさせて、それで気を動転させて、そしてそれにつけこむっていう感じが。なので、やっぱり本当に一呼吸ついてもらいたいですよね」
田村修アナウンサー
「あじまんで、ということ?」
堀越 副社長
「そういうことです。はい、そうです」
大賞を受賞 佐藤拓史さん(能代市)
「まずお店にあじまんを買いに来てくださるお客さんが、のぼりでも立ち止まって見たときに、あぁこういう標語があるんだなぁと思って、ちょっと心に留めていただいて、誰かに相談できるような気づきと言うか、心構えになってくださればありがたいなと思います」
よもぎ味の「振り込まん」は、来月1か月間、県内の36店舗で、土日祝日限定で販売されます。
標語は店頭に掲げられ、詐欺被害防止を呼びかけます。