ブラウブリッツ秋田 もうすぐ"奥羽本戦" 対戦相手・山形のFWは秋田出身 両FWの絶対に負けられない戦い
サッカー明治安田J2のブラウブリッツ秋田は、30日、ホームで“奥羽本戦”と題したモンテディオ山形との東北ダービーに臨みます。
前節、FWのゴールが勝利につながったブラウブリッツ。
対する山形は、チーム最多得点のエースストライカーが秋田市出身です。
秋田市での奥羽本戦に向けて、両チームFWの絶対に負けられない思いを取材しました。
ブラウブリッツ秋田とモンテディオ山形が火花を散らす“奥羽本戦”。
山形での先月のゲームでは、ブラウブリッツに対して何度もゴールに迫ってきた山形の銀髪の選手が、チーム最多5得点、秋田市出身、高橋潤哉選手です。
モンテディオ山形の高校年代・ユースチームに所属。
その後、大学を経て、モンテディオ山形に加入しました。
今はチームのエースストライカーに成長しています。
秋田市開催となる“奥羽本戦”でも、目指すは自身のゴールです。
高橋選手は、秋田市の大住スポーツ少年団でサッカーを始め、中学までは県内でプレーしていました。
小学5年生以下の大会で優勝インタビューに答える姿もありました。
大住スポーツ少年団 高橋潤哉選手(当時)
「ドキドキしたけど、ひでや君が点を決めてくれてよかったです」
現在27歳の高橋選手が見た、16年前の自分は。
高橋潤哉選手
「全部自分で仕掛けて点を取りに行くみたいな。最後のシーンもパス出した方が点が入るんじゃないかと思うけど、やっぱり全部自分で行くみたいな。そういう姿勢はあの時もありましたね。
自分の原点は秋田にあると話す高橋選手。
日曜日の奥羽本戦への思いは。
高橋選手
「Jリーグの舞台で戦う覚悟を持ってやっている。秋田からこういう選手が出て活躍している、それを希望とか勇気につながる部分、つなげていってもらえたらなという風に思っているので、そういうのを結果で示して、今秋田でサッカーを頑張っている子どもたちに何かいい影響を与えられるようにがんばりたい」
一方、山形をホームに迎えるブラウブリッツ。
ブラウブリッツ秋田 吉田謙 監督
「本気の熱量。やけどするほど熱いダービーになればと思っております」
前節は、それまでJ2首位をキープしていた清水エスパルスに3対1と快勝しました。
1993年のJリーグ発足時からの名門・清水相手に勝利へと大きく貢献したのが、FW・梶谷政仁選手と、FW・青木翔大選手の2トップです。
清水とのゲームは梶谷選手が前半2得点でチームに勢いをもたらすと、青木選手が後半開始早々に追加点。
相手に流れを渡しませんでした。
梶谷選手
「ゴールを決めて結構余裕ができて、いろいろなプレーができるようになったなと思います。秋田は守備や走る部分で求められることも多いので、最終的に自分が一番多く取っていたいですけど、それ以上にチームとして、チームのためにやるべきことをおろそかにしないようにしたいなとは思っています」
青木選手は。先月のアウェーでの奥羽本戦でもゴールを奪い、山形からの初勝利に貢献しました。
今度は自身の2試合連続ゴール、そしてチームの今シーズン初の連勝へ。
青木選手
「僕が点を取れなくてもチームの誰かが取れればいいと今までは思ってやっていたんですけど、最近はもう自分がゴールを取るんだっていうかなり強い気持ちを持って試合に入っています。ひとつひとつの局面、球際、切り替え、走力の部分でまず負けないことと、ゴール前に迫力を持って入っていくことと、自分がゴールを決めることがすべてだと思います」
山形をホームに迎える“奥羽本戦”は、30日・日曜日。
秋田市のソユースタジアムで、午後1時キックオフです。