ふるさと納税の返礼品で「電車の運転体験」　尾張旭市への寄付10万円で　名鉄が初の試み　愛知・尾張旭市

名古屋鉄道は、愛知県尾張旭市のふるさと納税の返礼品として、電車の運転体験などができる「名鉄電車 運転体験 in 尾張旭検車支区」を提供すると発表しました。同市に10万円を寄付した先着20人が、運転体験イベントに参加できるということです。

返礼品の内容は、名鉄瀬戸線の尾張旭検車支区で4000系車両4両を約100メートル運転できるというものです。運転体験の他に、車掌体験や記念撮影、施設内の見学なども予定されています。

ふるさと納税サイト「さとふる」内にある尾張旭市の返礼品ページで、8月9日正午から申し込み受付開始。今年6月に同様の体験イベントを実施したときには、定員の7倍となる約140人からの応募があり、抽選で選ばれた中学生から60代女性までの人たちが参加しました。

名鉄の担当者は、同社が推進する「魅力あるまちづくり尾張旭プロジェクト」の中で、地域の独自性があるイベントを実施したいと検討していたところ、体験イベントが好評だったことを受けて、ふるさと納税の返礼品としても提供することが決まったと話します。

同社がふるさと納税の返礼品としてイベントを提供するのは初の試みだということです。