AI搭載ロボットが空港の警備業務を一部代替へ セントレアで実証実験
愛知県は9日、空港の警備業務をAI搭載ロボットで一部代替できるか調査するため、セントレアで実証実験を行うと発表しました。
県によりますと、セントレアでは24時間体制で警備が行われていますが、負担が大きい労働環境のため人手不足が課題となっており、ロボット導入により警備員の労務環境の改善や、警備業務の省人化・高度化を図れるか検討するとしています。
今回の実証実験で使用されるのは、米国のボストンダイナミクス社が開発した「Spot」という4脚歩行のAI搭載ロボットで、全長1,100mm×幅500mm、走行スピードは最大時速5.75km。
空港制限エリアでは、設備の破損・劣化、不審者の有無、護岸に接近する船舶の有無、鳥類の有無について、目視確認をロボットで代替できるか検証。旅客ターミナルビルでは不審物の検知や自動走行が可能かどうかを検証するほか、ロボットの社会的受容性についてヒアリング調査も行うとしています。
1月17日から19日までと、2月14日から16日までの2回行われる予定で、旅客ターミナルビルでの実証実験は一般の人も見学できます。