【小中学生対象の体力テスト】愛知県平均は男女とも昨年を上回る コロナ禍前の水準に回復傾向
全国の小中学生対象に実施されている体力テストで、今年度、愛知県は小中学生共に去年度を上回りました。
全国体力テストは小学5年生と中学2年生を対象に、50メートル走やボール投げなどの合計点で子どもたちの運動能力を調査するものです。
22日に公表された結果によりますと、愛知県の小中学生の平均は去年を上回り、コロナ禍前の水準に回復傾向となっています。
中学生男子においては、昨年を0.53上回る39.37という結果となりました。一方、小中学生の男女共に全国平均よりは低くなっており、中でも小学生男子の愛知県平均51.01は全国で最下位となっています。
<実技調査(新体力テスト)の結果>
■小学生(愛知県平均)
・男子 去年:50.71 → 今年:51.01
・女子 去年:52.57 → 今年:52.76
■中学生(愛知県平均)
・男子 去年:38.84 → 今年:39.37
・女子 去年:45.40 → 今年:45.44
合わせて行われた運動習慣についてのアンケートでは、小中学生共に1週間の総運動時間が減少。小学生男子・女子と中学生女子については約40分も減少しています。
1週間の総運動時間は全国的に減少していて、県の担当者は「学校での部活動の時間のルールが改められたことなどが要因の一つではないか」としています。
<1週間の総運動時間(体育・保健体育の授業以外での運動時間)>
■小学生(愛知県平均)
・男子 去年:557.00分 → 今年:520.02分
・女子 去年:332.04分 → 今年:293.77分
■中学生(愛知県平均)
・男子 去年:673.89分 → 今年:654.81分
・女子 去年:474.21分 → 今年:434.91分