福岡県小郡市に21日、会員制の倉庫型スーパーマーケット「コストコ」がオープンしました。開店初日、まだ暗いうちから多くの客が詰めかけたため、当初の予定を大幅に早めて午前4時半にオープンしました。
■阿部まみアナウンサー
「午前9時半すぎです。店の入り口付近には、100人以上が列をつくって長い行列ができています。」
店によりますと、午前4時半時点で開店を待つ人の列は1000人以上になりました。午前8時のオープン予定でしたが、3時間半前倒しして午前4時半にオープンしました。
■買い物客
「（何時に出てきた？）午前5時半くらい。（開店が）8時と思って5時半くらい。」
「（並んだのは）午前2時くらい。愛媛です。船で来ました。」
アメリカ発祥のコストコは会員制の倉庫型スーパーマーケットで、小郡倉庫店は、久山町と北九州市に続いて福岡県内で3店舗目です。
およそ1万平方メートルの巨大な売り場には、およそ3500種類の商品が並びます。
■阿部アナウンサー
「トイレットペーパー大人気ですね。皆さん、次から次へとカートに積み込んでいきます。」
コストコ定番の30個入りトイレットペーパーは、オープン記念価格で通常の480円引きです。SNSから人気に火がついたコストコオリジナルブランドには人だかりができていました。
■買い物客
「コストコのスウェット。SNSで結構見ます。バズっていると思います。」
大きなカートに思い思いの商品を入れた買い物客たち。トイレットペーパーをずっしりとカートに入れた、こちらの女性にレシートを見せてもらいました。
■買い物客
「5万円分くらい。30ロールを親の分も一緒に買ったので、6個買いました。180ロールですかね。」
買い物客でにぎわう店内。一方、店の外では。
■西哲也カメラマン
「コストコを目指す車で、長い列ができあがって、なかなかコストコまでたどり着けません。」
918台分の大きな駐車場は、常に満車の状態でした。
アクセスの良さが魅力の一つ
コストコ小郡倉庫店が立地するのは、大分自動車道・筑後小郡インターチェンジの目の前です。遠方からのアクセスの良さが魅力の一つで、コストコが進出していない県外からの集客も見込んでいます。
■コストコ ホールセール ジャパン ケン・テリオ日本支社長
「ここはとてもアクセスがいいので、大分、佐賀、長崎などからも来ていただいて、たくさんのビジネスオーナー、例えばレストランの経営者とかにお越しいただき、これからこの店で買い物してくれると思うので、そういう意味で地元の恩恵があると思っています。」
コストコでは、今回のオープンに合わせて小郡市周辺の300人以上を雇用していて、その半数が正社員です。雇用創出を含めた経済の活性化により、地域に貢献していきたいと話しています。
