高取焼 福岡県知事指定特産民工芸品に 博多曲物や小倉織に続いて県内で36品目
高取焼が県知事指定の特産工芸品に
400年以上前から、福岡県内に伝わる焼き物「高取焼」が新たに福岡県知事指定特産民工芸品に加わりました。
高取焼は1602年に始まった焼き物でかつては黒田藩の御用窯の一つでした。陶器でありながら磁器のように薄くて軽く、華麗な釉薬やきめ細かい生地が特徴です。現在は福岡市早良区や東峰村などで生産されています。
福岡県の服部知事は26日、伝統的な技法で作られ主に日常生活で使用される県知事指定特産民工芸品に、新たに高取焼が加わると発表しました。
会見に同席した高取焼振興会の鬼丸祐輔代表は「先輩たちの工夫や努力を引き継ぎながら作品をみなさんに届けたい」と話しました。県知事指定特産民工芸品の指定は博多曲物や小倉織などに続き、36品目となります。