【スタート】きょうから11月 年賀状・イルミ点灯・罰則強化・街の人の装いも変化 冬支度少しずつ
11月に入り、ことしもあと2か月となりました。10月半ばまでは例年にない暑さが続きましたが、街では冬支度が始まっています。
■園児たち
「はじまるよ、はじまるよ、はじまるよったらはじまるよ。」
11月1日に始まったのは、2025年用の年賀はがきの販売です。10月の郵便料金の値上げに伴い、年賀はがきも63円から85円に値上げされました。
SNSの普及による“年賀状離れ”もあり、発行枚数は2023年よりおよそ4億枚減った10億7000万枚で、これまでで最も少なくなっています。
福岡市の天神地下街で1日朝から始まったのは、全長およそ590メートルの地下街を彩るイルミネーションです。
■奥村誠悟記者
「朝6時の福岡市の天神地下街です。先ほどイルミネーションが点灯し、シャンパンゴールドの輝きに照らされています。」
12月25日のクリスマスまで点灯されます。
ハロウィーンを朝まで楽しんだ帰宅途中の若者も、季節の変化を実感していました。
■街の人
「すごくきれいです。クリスマスに近づいた感じがします。」
「冬を感じます。」
街ゆく人の装いにも変化がありました。
■街の人
「(ネクタイは)きょうからです。クールビズが終わったので。」
福岡市では10月18日に観測史上「最も遅い真夏日」を記録するなど、異例の暑さが長引きました。多くの職場で延長していたクールビズ期間も、10月31日をもって一区切りです。
■街の人
「今週から気温も下がっているので、特に問題ないかなと思います。」
「(久しぶりで)首回りがちょっとキツいかなと。」
一方で、こんな自治体も。
■吉村史織アナウンサー
「これまで11月1日といえばクールビズから明けて、ジャケット、ネクタイありで出勤されていたようなのですが、きょうは皆さん、軽装で作業をされています。」
佐賀市では2023年まで、クールビズ期間を区切っていました。それが2024年11月1日以降は、年間を通じて自由な服装での勤務を推奨することにしました。もちろんジャケットなし、ノーネクタイでもOKです。
■職員
「シャツの色でネクタイの色を決める時間があったので、そういった時間が短縮されるかなと思います。」
「皆さんリラックスして仕事に臨めると思うので、雰囲気は明るくなるんじゃないかなと思います。」
■佐賀市 人事課・池田武志 課長
「今回の軽装化でタートルネックやベストなど、より暖かくできるような服装も認めていきたい。」
気温の変化への対応や業務効率化などが目的ですが、別の狙いもあるようです。
■池田 課長
「全国的に公務員の人材確保が非常に厳しい。こういった個性や多様性を重視するような職場で、優秀な人材確保にもつながれば。」
一方、自転車に乗る時に忘れてはならない法改正も、11日1日からです。
■警察官
「きょうから罰則が強化されていますので、気をつけてください。」
道路交通法の改正で、自転車の「ながらスマホ」と「酒気帯び運転」に罰則が設けられました。
自転車に乗りながら、スマートフォンなどを手に持って通話したり画面を注視したりした場合、6か月以下の懲役または10万円以下の罰金が科されます。さらに、交通の危険を生じさせた場合は、1年以下の懲役または30万円以下の罰金が科されます。
また、酒気帯び運転についても、3年以下の懲役または50万円以下の罰金が科されます。
■城南警察署 交通課・城戸善宗 課長
「自転車は車やバイクと同じ車両の一つですので、法律に定められたことをしっかりと守る意識改革をしていただきたい。」
様々なことが変化する11月。暦とともに、季節は秋から冬へ慌ただしく進んでいきます。