【試乗会】電動キックスケーターのレンタル 北九州市でも始まる 県内で「飲酒運転」の検挙が相次ぐなか「道路交通法の順守を」 福岡
福岡市などですでに導入されている電動キックスケーターのレンタルサービスが29日から、北九州市でも始まりました。便利で身近な反面、飲酒運転も相次いでいて、ルールを守った利用が求められます。
■奥村三枝記者
「ボタン一つで加速します。乗り心地も快適です。」
北九州市小倉北区の勝山公園では29日、電動キックスケーターのレンタル開始に合わせて試乗会が開かれました。
北九州市は、市民の利便性と観光客の移動をサポートしたいと協定を締結し、貸し出しポートは市内17か所に設置されました。
■講師役
「ここがアクセルで、最大20キロ出ます。ここがブレーキ、自転車と同じような感じです。」
去年7月の道路交通法の改正により、一定の基準を満たしたものは「特定小型原動機付自転車」に分類され、16歳以上であれば運転免許がなくても乗れるようになりました。
ヘルメットは努力義務で、車道を走る際の最高速度は時速20キロに制限されています。
■参加者
「結構簡単に乗れたので、これからも利用してみたい。」
「普段、バスや自転車ですが機会があれば便利なのかなと思います。特に朝方や夜、タクシーがつかまらない、バスがない時間帯があるので。」
簡単で便利な反面、相次いでいるのは「飲酒運転」です。福岡県内ではことし4月から先月までに、電動キックスケーターで酒気帯び運転をしたとして34人が検挙されています。
■LUUP 広報・村本萌さん
「飲酒運転は危険ですし、違法なのでやめてもらいたい。自転車と同じく電動キッグボードも車両ですので、道路交通法を順守の上、乗ってもらえればと思います。」
貸し出しにはアプリでの年齢確認の書類の提出と、交通ルールテストで合格することが利用の条件となっています。ルールやマナーを守った安全運転の徹底が求められます。